イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」

読了

イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」
英治出版 (2014-09-01)
売り上げランキング: 330

とても難しい本だった。

何が難しいかって、本書の第1章にも書かれていたがイシュー度の高い問題をそもそも発見ないし提起することができるのか?ということ。

その問題を突き止めるための方法論も展開されていたが果たしてそれ通りにやっても発見できるのかはわからない。

仮に発見したとしてもそれが根本的に重要な問題であるかどうかその確証を得ることもまた難しい。

そのために専門家に意見を聞くというのがあったが、果たして一般社員にそこまでできる人間がいるのが疑問に思ってしまった。

かつそんな専門家が周りにいるのだろうか?

いたとしても聞ける勇気のある人が一体何人いるのだろうか?

だから度胸のある人間が勝っていくのかもしれないが。

上記の問題をすべてクリアーしたとしても、ここからが肝心要なところなのだが、イシューを見つけ、それに対する解決策を提示して周囲を納得させたとしても結局、その解決策をやらないことには何も始まらないのである。

人間は感情を持っている生き物なので正論を振りかざされても動けないという性質を持っている。

かつ、解決策を提示されて納得した人間と、実際にその解決策を実行する人間が違う場合、さらに軋轢を生む可能性すらある。

何故ならば、イシューを提起して解決策をストーリー仕立てで聞いて納得した人と、その解決策だけ切り取って口頭ベースで下に伝えるケースもきっとあるからだ。

しかも、忙しい現状の上に手をとめてないし、追加で根源的な問題を探求するというのは果たしてできるのだろうか?

なので、結局、イシューを発見し、それを実行する人間(ないしはチーム)が勝っていくんだろうなと遠い目になりながら読んでしまった。

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