自作アプリをApp Storeで世界に向けて販売できる!! iPhone SDKプログラミング大全 (MacPeople Books)

自作アプリをApp Storeで世界に向けて販売できる!! iPhone SDKプログラミング大全 (MacPeople Books)
木下 誠
アスキー・メディアワークス (2009-01-06)
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まず始めにいえるのは、副題が「自作アプリをApp Storeで世界に向けて販売できる!!」と書かれているが、確実に、これを読んだからといって、自分の思い描いたアプリを作ることができるかというと、それは無茶だと思った。

それは、なぜかというと、まず、本書では、いくつか実際に手を動かしながらアプリを作る例があるのですが、その数が圧倒的に少ないような気がしました。

他の言語の入門書をいくつか読んだことがあるのですが、それらと比べても一番、例が少なかったように思いました。

アプリの作り方は、3章から始まるのですが、手を動かしたのは、4章のみで、他はただサンプルコードの紹介のみでした。

しかも、その4章は、Interface Builder(UI作成ツール)とXcode(IDE)を使ってアプリを作成する方法で、UIとコードの関連性がイマイチつかめずじまいで終わってしまった。

やはりこの手の本は、ソースですべてを語ってほしいと思った。
まず、Xcodeですべてを作りあげて、そんでもって、さらに、「Interface Builderを使うと、より早く便利開発することができるんですよー」という流れだと納得するのですが。

別に著者のせいにするのではなく、それだけ、仕様が複雑なので、各章で、すべての例を網羅するのは無理なんだろうなーと判断しました。

なので、この本を読んでわからなかったことは、各自で調べる必要があるのかなと。

後、2章では、Objective-Cの説明をするのに、C++との比較が登場するのですが、それと同時にJavaとの比較もほしかったかなと。

C++の開発者の方も結構いるとは思うのですが、それと負けず劣らずJavaの開発者の方も大勢いると思うんですよね。

と納得のいかない部分もあるにはあるのですが、では、買わなかった方がよかったと聞かれればそれは、「No」かなと。

本書では、iPhone dev centerのトップページに記載されている仕様のほとんどをカバーしているように思えました。

なので、英語を読むのがおっくうで、そっこーで知りたい場合は、かなり便利なのではないかと。
実際にすっげー早く理解できました。

で、本書を読みながら仕様に目を通すとより理解が深まると思います。

後、Objective-Cの説明がすごくわかりやすかった。
これを読んでおけば、本書で言っていたようにかなりの部分をカバーできるのではないかと。

残すところは実践あるのみかなと。